2024/04/15 カテゴリー:コラム
by himawari-staff
先日の日本経済新聞に興味深い記事がありました。
日本経済新聞は国内最大級の会社情報の口コミサイトにある社員らの投稿から、上場企業約2,300社の労働環境と業績を人工知能(AI)で数値化し、企業を「モーレツ」「ホワイト」「プラチナ」に分類しました。
【モーレツ】働きやすさは低いが、働きがいは高い
①働きがいを重視
②社内に勢いと高揚感がある
③残業時間が長く、離職者も多い
【ホワイト】働きやすさは高いが、働きがいは低い
①ワークライフバランスを重視
②働きやすい職場環境
③キャリアアップを目指すには物足りない
【プラチナ】働きやすさ、働きがいの両方とも高い
①老若男女が生き生きと働ける
②会社と社員の目指す方向が一致している
③働く場所は時間を問わない柔軟な労働環境が整備されている
おまけ【ブラック】働きやすさ、働きがいの両方とも低い
価値観は人それぞれだとは思いますが、普通に考えればプラチナ企業で働きたいと思う人が殆どなのではと思います。
では、ホワイト企業とモーレツ企業の業績を比べるとどっちが勝ったと思いますか?
記事によると、2022年度までの10間の売上高の増加(スコア上位100社)はモーレツが年平均6.6%とホワイトを2ポイント上回り、PBR(株価純資産倍率)も同2.5倍とホワイトの2.3倍より高かったそうです。つまりホワイト企業の負けという結果。
もちろん、数字だけではわからないので参考程度として捉えるべきかとは思いますが、会社の業績アップは、職員が「働きがいがある」と感じているかどうかもポイントの一つなんだなと思いました。
最初からプラチナであることは難しいと思うので、「モーレツ」や「ホワイト」から、プラチナ企業にしていく事を会社と働く人達の両方が目指していくことが大切なのかなと思いました。
ちなみに各分類の上位5社は以下です。
【プラチナ企業】
1位 サイボウズ
2位 コスモスイニシア
3位 MIXI
4位 味の素
5位 メルカリ
【ホワイト企業】
1位 千趣会
2位 ソーパル
3位 日本化学
4位 かんぽ生命保険
5位 わかもと製薬
【モーレツ企業】
1位 テー・オー・ダブリュー
2位 セントラルスポーツ
3位 ひらまつ
4位 成学社
5位 ナガセ