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年収の壁対策の助成金 8千社弱が計画届提出

2024/05/27 カテゴリー:コラム 
by himawari-staff 

年収の壁・支援強化パッケージの一環として開始したキャリアアップ助成金(社会保険適用時処遇改善コース)ですが、昨年10月20日~今年3月末で、7669社の計画届を受理していると厚生労働省が公表しました。今年1月末時点(計3749社)以降の2カ月間で倍増しました。

企業規模別の届出状況は、100人以下が5784件で、全体の4分の3を占め、そのほか、101~500人が1169件、501人以上が716件でした。 計画届に基づく取組み予定労働者数(令和5~7年度計)は、21万2352人。内訳は、5年度5万9678人、6年度7万9138人、7年度7万3536人です。

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キャリアアップ助成金(社会保険適用時処遇改善コース)は2023(令和5)年10月20日から、パート・アルバイトで働く方が「年収の壁」を意識せずに働ける環境づくりを後押しをするためとして開始しました。10月1日以降、事業主が新たに社会保険の適用を行った場合、労働者1人あたり最大50万円が助成されるというものです。

■年収の壁

・106万円の壁:厚生年金・健康保険に加入

・130万円の壁:国民年金・国民健康保険に加入

となるため、保険料負担を避け、就業調整をしてしまうというもの

■助成金対象となる企業

・106万円の壁に対しては、労働者本人負担分の保険料相当額の手当支給や賃上げなどにより、壁を意識せず働ける環境づくりを行う企業

・130万円の壁に対しては、繁忙期に労働時間を延ばすなどにより、収入が一時的に上がったとしても、事業主がその旨を証明することで、引き続き扶養に入り続けることが可能となる仕組みを行う企業

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