2023/10/16 カテゴリー:コラム
by himawari-staff
令和6年度の厚生労働省が要求した予算の概算額は、令和5年度の予算額33兆1,408億円から5,866億円増加の33兆7,275億円でした。
今回の概算要求は、以下の3点を柱として重点的な要求を行うこととされています。
①今後の人口動態・経済社会の変化を見据えた保健・医療・介護の構築
②構造的人手不足に対応した労働市場改革の推進と多様な人材の活躍促進
③包摂社会の実現
この3つのうちの②「構造的人手不足に対応した労働市場改革の推進と多様な人材の活躍促進」の中に「ハラスメント防止対策、働く方の相談支援の充実、働く環境改善等支援」があります。
・セクシュアルハラスメント
・妊娠・出産・育児休業等に関するハラスメント
・パワーハラスメント
・その他あらゆるハラスメント
企業で定める就業規則には、上記の規程があると思いますが、見落としがちなのが「カスタマーハラスメント」です。
接客業においては特に起こりがちで、私も実際に病院やコンビニのレジなどでも見た事があります。
職員と個々の客とで就業規則の様に規定する事は難しいので、職員の方に対応の仕方を身につけてもらう事が大切です。
理不尽なクレームやハラスメントを受けた時の対応やそもそもどういう行為がカスハラに当たるのか?
「あらかじめカスタマーハラスメントの判断基準を明確にした上で、会社内の考え方、対応方針を統一して現場と共有する事が重要」と考えられています。
カスハラを含む、ハラスメント研修を行う事も有効です。
カスタマーハラスメント対策 企業マニュアル
https://www.mhlw.go.jp/content/11900000/000915233.pdf