2020/02/24 カテゴリー:コラム
by himawari-staff
埼玉県議会がお茶出しだけを担当する臨時職員の女性を7人雇っていたそうで、これからはペットボトルで飲んでねって事でこのお茶出しの慣例は廃止だそうです。
私が新卒で働き始めたのは今からウン十年前で、その頃はまだ「女性がお茶を出す」というのは当たり前の時代でした。
私は事務職だったのでお茶出しは当然でしたし、数人しか居なかった女性の総合職も会議の時はお茶を出していました。で、男性は何もせず。
それでもおかしい!とも何とも思わない古い時代でした。
今の時代は、民間企業はだいぶこのジェンダーギャップ(男女格差)はマシになってきたと感じます。
まだまだ女性は役職に就きにくいという現状はありますけど、男女の違いがあるとしたらそれは格差ではなく職種の違いもあるのかなと。
それに比べて議会などの政治関係は、女性議員がチラホラ見えるだけでまだまだ格差があるのがわかりますよね。
実際、2018年に世界経済フォーラムが公表した「今年のジェンダーギャップ(男女格差)ランキング」では、政治分野で日本は149カ国中125位という低い評価でした。
評価対象である衆議院の女性議員比率と同じように、地方議会でも女性議員は1割あまりしかいないそうで、女性議員たちが、
「来客があると「お茶入れて」と男性議員から頼まれたり、議員同士で弁当を食べると片付けるのはいつも女性議員だったり。悪気がないとわかっているものの、違和感がある。」
「病児・病後児保育について、議員や市職員らと話し合っていたとき、「お母さんが迎えに行けばいい」との声があがって戸惑った。」
とコメントしています。
実際、子供が居るから、保育園に入れないから、結婚と同時に退職したのでキャリアが少ないから・・・。これらで困っている男性ってあまり見かけませんよね。
民間にせよ、政治関係にせよ、こうやって突き詰めていくと、女性が男性と対等に働けるようになる社会になる為には、まだまだ意識の改善と対策が必要ですね。
お偉い議員さんであっても、「自分のお茶は自分で」
まずはここから始めましょう。