2020/02/10 カテゴリー:コラム
by himawari-staff
厚生労働省が就職氷河期次第の就職支援を狙いとした雇用保険関係の助成金を一部見直すとしました。
従来からある「一般トライアルコース助成金」の安定した職業に就いていない者の対象年齢を現行の「45歳未満から55歳」に引き上げるとともに、「特定求職者雇用開発助成金」の「安定雇用実現コース」を「就職氷河期世代安定雇用実験コース」に名称変更し創設するそうです。
名前だけみると、「実現コース」が「実験コース」になる訳で、実現から実験??実現の方が良くない?と思わなくもありませんが・・・。
こちらは、失業中の者のみならず、非正規雇用労働者も新たに支援対象とし、現行「35歳以上60歳未満」から「35歳以上55歳未満」に変更とのことです。
給付金額は、ハローワークまたは民間の職業紹介事業者などの紹介により正規雇用労働者として新たに雇用する事業主に最大60万円が支給されます。
ところで、これらの年齢だけ見ると、「就職氷河期世代」って「35歳~55歳」の人達の事を言うのでしょうか?
私の印象だと35歳~40代後半くらいは確かに氷河期世代かもしれないけど、50歳以上の方って就職時はバブル真っ只中で、就職氷河期のイメージは全く無いんですけも。
世はバブル真っ只中なので、正社員でなくても十分生活ができて、「フリーター」なんてのが流行り出したのもこの頃だったと思います。
そのフリーター多し!の世代が氷河期世代になってしまったのでしょうか?または、今は終身雇用の時代は終焉に向かっていますから、途中で転職をして新卒で入った会社は辞めてしまった結果の氷河期世代なのかもしれません。
それにしても昔は55歳が定年だった時代もあったのに、今はその55歳が就職の支援をしてもらうなんてと、少し違和感を感じる私は厳し過ぎますか?(笑)
まあ平均寿命も大幅に伸び、定年引上げや労働力人口からみても、まだまだ働いてくださいね!という事なのでしょう。
実際55歳は若いし、60歳だって65歳だって70歳でまだまだ若くて元気な人が沢山いらっしゃいますものね。