2018/11/19 カテゴリー:コラム
by himawari-staff
11月も半ばを過ぎまして、今更感満載ですが、「11月はテレワーク月間です」
http://teleworkgekkan.org/
「テレワーク月間」は、テレワークを普及推進する運動として、2015年から毎年11月に開催されてきたそうで、恥ずかしながら全然知りませんでした。
最近は「テレワーク制度を取り入れたい」という相談を受ける事も多く、実際に今現在、「働き方改革宣言奨励金」を活用して顧問先様の「テレワーク制度」・「在宅勤務制度」の導入をお手伝いをしてる真っ最中です。これからも導入したいとする会社は増えるのでは?と思っています。
ところで、「テレワーク」とは何でしょう。
「テレワークとは、情報通信技術(ICT)を活用し、時間や場所を有効に活用できる柔軟な働き方」のことで、「tele=離れたところで」と「work=働く」をあわせた造語なんだそうです。
テレワークには従業員の働き方と企業の在り方を変革する取り組みとして、9つのファンクションがあります。
【個人】
①ワーク・ライフ・バランス
テレワークはワーク(仕事)とライフ(生活)の調和をはかる有力な方法です。未来を担うワーカーは個人生活・家庭生活を見直す機会となり、未就労の女性や高齢者、障がい者には仕事を得る機会を提供し、さらに様々な地域社会への参加を可能とします。
②選択
一人ひとりのライフイベントや価値観を尊重し、多様な働き方を選択する可能性を拡げ、持続的に成長できる社会をリードします。
※ライフイベントは、出産・育児、介護・疾病時や、婚活・妊活、自己啓発や趣味など、生活・人生におけるさまざまなイベントを指します。
③起業
新鮮な発想とチャレンジ精神を持ち、次世代の担い手として期待される若者から、これまでの豊かな経験と見識で新天地を拓く高齢者まで、誰もが起業しやすい社会を応援します。
【企業】
④事業継続
地震・台風などの自然災害や、システム障害・交通網マヒ、さらにインフルエンザやパンデミックなど有事の場合の社会的リスクをできるだけ軽減し、企業やワーカーの安全な業務継続(BCP)に貢献します。
⑤技術・サービス
インターネット、光ファイバー・LTE、スマートフォン・タブレットからクラウドソーシング、AIなど、社会に変革をもたらす技術・サービスを開発し、利活用を推進することで一人ひとりの能力・スキルを拡げ、企業の生産性を向上させる可能性を持っています。
⑥競争力
「新たな仕事を創りだす力」を創出します。この力は、自律的で、強くしなやかな生き方、働き方を身につけた人々によって実現します。これからの企業は、新たな時代の主役たちとの関係性を再構築することで強い競争力を得ることができます。
【社会】
⑦交流
距離の壁を乗り越え、交流を活発にします。地方での起業や都市部との取引、また、移住・定住・企業の地方移転を促し、地方創生に貢献します。
⑧環境
交通混雑の緩和による快適な移動を支援します。2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催時にも、国内外を問わず、観戦や観光をする皆様に安全・快適な環境を提供し、 ワーカーも安全・快適に業務ができる環境づくりに貢献します。
⑨貢献
様々な世代の困難解消を促進します。働き盛り世代の介護離職をなくし、子育て世代を応援し、シニアの活躍する機会も増やすことで、どんな世代でも、自分の持つ能力や可能性を最大限発揮し、全員参加型社会に貢献します。
平成30年度「テレワーク推進企業等厚生労働大臣表彰(輝くテレワーク賞)」に、
・味の素株式会社
・アフラック生命保険株式会社
等が受賞したそうですが、テレワークは制度さえキチンと整えば、企業の規模に関わらず運用できます。
満員電車でギュウギュウになりながら、何が何でも定時に出社!という時代から、場所にとらわれない多様で柔軟な働き方が選択できる時代に向かっているのですね。
制度導入、運用する為には、
・労働時間の管理体制が整っている事
・情報通信機器の管理方法の定め
・期間
・情報の取り扱い
等々を整備する事が大切です。
テレワーク制度導入をお考えであればお気軽にご相談ください。