2025/10/07 カテゴリー:コラム
by himawari-staff
◆Vol.68 理念共有のための社内イベント活用法
経営理念を浸透させるには、日常業務の中で繰り返し触れることが欠かせません。その一つの有効な手段が「社内イベント」です。イベントは普段の業務から離れ、社員同士が交流しやすい環境をつくるため、理念を体験的に共有する場として活用できます。
まず効果的なのは、表彰式や成果発表会といった場面で理念を強調する方法です。例えば「挑戦を称える」という理念がある場合、単に成果を上げた社員だけでなく、新しい取り組みに挑戦した社員を表彰する仕組みを導入すれば、理念に基づいた行動が自然と称賛される文化が生まれます。
次に、理念をテーマにしたワークショップ型イベントも有効です。「理念を自分の言葉に置き換える」「理念を日常業務でどう実践するか」をグループで話し合うと、社員同士が互いの考えを知り、理念が具体的な行動指針へとつながります。
さらに、周年行事や全社会議の場でトップが理念にまつわるエピソードを語ることも大切です。経営者自身が理念を大切にしている姿を示すことで、社員は「会社が本気で理念を大切にしている」と感じ、共感が深まります。
社内イベントは、理念を“言葉”から“体験”へと変換する絶好の機会です。楽しさや交流の中で理念を感じられる仕組みを取り入れることで、理念は社員の心に根づき、日常の行動へと自然に表れていくのです。