2025/09/17 カテゴリー:コラム
by himawari-staff
◆Vol.48 部下の強みを引き出す評価の視点
評価制度を通じて社員を育てるうえで大切なのは、「弱みを指摘すること」よりも「強みを引き出すこと」です。人は自分の良さを認められることで自信を持ち、その自信がさらなる成長や挑戦につながります。
まず、強みを見つけるためには日常の小さな行動を丁寧に観察することが必要です。「会議で分かりやすく意見をまとめた」「同僚をさりげなくサポートした」といった姿に光を当てると、本人は自分でも気づいていなかった強みに気づきます。評価は単に成果を点数化するものではなく、強みを発見する機会でもあるのです。
次に、その強みを具体的な言葉で伝えることが重要です。「頼りになるね」よりも「あなたの説明があったからチーム全員が理解できた」と伝える方が、本人の自覚が深まります。強みを具体化することで、社員は「自分の武器」を理解し、次の仕事で活かそうとする意欲が生まれます。
さらに、強みを組織の成長につなげる視点も欠かせません。例えば「人を巻き込む力」が強みの社員には、プロジェクトリーダーの役割を任せるなど、強みを活かせる場を与えることが効果的です。ある企業では、強みを活かした配置を積極的に行った結果、社員の満足度が高まり、離職率が大幅に下がった事例があります。
部下の強みを引き出す評価は、単なるモチベーション向上にとどまらず、組織全体の活性化にもつながります。評価を「欠点探しの場」ではなく「強み発見の場」として運用することが、社員と組織の未来を明るくする鍵となるのです。