2025/09/13 カテゴリー:コラム
by himawari-staff
Vol.44 人事部と現場の連携強化術
評価制度をうまく機能させるためには、人事部だけで仕組みを整えるのではなく、現場との連携を強めることが欠かせません。人事部が全体の方針を示すだけでは、制度が「机上のルール」となり、実際の現場に浸透しにくくなってしまいます。
まず大切なのは、現場の声を吸い上げる仕組みをつくることです。たとえば評価制度の運用前後で「現場アンケート」や「小規模ヒアリング」を行い、社員が感じている課題や改善点を把握します。現場の実態を理解したうえで制度を運用すれば、納得感が生まれやすくなります。
次に効果的なのは、人事部と現場管理職が一緒に評価基準を検討する場を設けることです。「どの行動を評価するのか」「どう伝えるのか」を現場と議論することで、制度が“現場に即したルール”へと変わります。ある企業では、人事部が評価シートの草案を作り、現場リーダーがチェックする流れを導入しました。その結果、形式ばかりでなく、日々の行動に合った評価ができるようになったそうです。
また、運用後も定期的に連携を続けることが重要です。評価会議に人事部が同席し、現場の意見を聞きながら次の改善に活かす仕組みをつくると、制度は年々ブラッシュアップされていきます。
評価制度は人事部だけのものではなく、現場とともにつくり上げていくもの。互いに歩み寄り、声を交換し合うことで、制度は本当に機能する仕組みへと育っていきます。