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令和4年度の雇用保険の保険料率:2段階で引き上げ

2022/04/25 カテゴリー:コラム 
by himawari-staff 

令和4年度の雇用保険の保険料率は、法改正により、2段階で引き上げられることになりました。

【令和4年度の雇用保険の保険料率と負担の内訳】

(令和4年4月~同年9月)

一般の事業 1,000分の9.5/うち被保険者負担分 1,000分の3

農林水産業・清酒の製造の事業 1,000分の11.5 /うち被保険者負担分 1,000分の4

建設の事業 1,000分の12.5 /うち被保険者負担分 1,000分の4

 

(令和4年10月~翌年3月)
一般の事業 1,000分の13.5/うち被保険者負担分 1,000分の5

農林水産業・清酒の製造の事業 1,000分の15.5 /うち被保険者負担分 1,000分の6

建設の事業 1,000分の16.5 /うち被保険者負担分 1,000分の6

 

各々1,000分の2引き上げとなります。

なお、令和4年度の年度更新における雇用保険分の概算保険料については、令和4年4月から同年9月までの概算保険料額と令和4年10月から令和5年3月までの概算保険料額をそれぞれ計算し、その合計額を、雇用保険分の概算保険料として申告・納付することとする暫定措置が適用されます。

労災保険の保険率は、全額事業主負担です。業種に応じて定められていますが、メリット制の適用がない限り、前年度と同率に据え置くこととされました。

コロナ禍の雇用維持のために支給した「雇用調整助成金」などの影響が大きいのだと思います。

要は、「お金が無くなっちゃった」という事でしょう。長引くコロナで今後も更なる引き上げが無いとも限りません。

「雇用調整助成金」のおかげで事業が継続出来ている企業もあれば、全く貰っていない企業もあります。そこは持ちつ持たれつなのかもしれませんが、長引くほどに不平等性が大きくなります。被保険者負担分も引き上げられますので、同じ事が言えるかと思います。

誰のせいでもありませんが、いい加減コロナが収束する事を願うばかりです。

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