2019/11/25 カテゴリー:コラム
by himawari-staff
弊所の業務の一つに「厚生労働省の助成金申請の代行」があります。
顧問契約をして頂いている会社様で当てはまりそうな助成金があれば、申請や申請のご提案をしていますが、助成金は数が多く全てを網羅出来ません。
世の中には助成金代行を専門にやっている会社もあり、ありとあらゆる助成金を調べ上げ、中小企業に営業をかけてきます。
だいたいは「〇〇をするだけで100万円貰えます!」と、ラクして貰えるような言い方をします。営業なのでね、取っ掛かりとしてそういう言い方をするのでしょう。
営業がくると弊所のお客様方は律儀に「こんな助成金の営業がきました~。」と連絡をくれます。その場合は、その助成金の要件等をお調べしますが、だいたいは要件に当てはまらない事が多く、そのたびに「そんなに簡単に貰える助成金は無いですよ」とお伝えしております。
そんな事を繰り返してきましたので、今はすぐさま営業で紹介された助成金に飛び付いてしまうお客様はいませんが、以前は契約をしてしまって着手金を支払い、その後頓挫して、そこでやっとご報告を受けて、そして何とかして~と泣きつかれる・・・、という事は時々ありました。
助成金の営業が悪いとは思いませんし、やる、やらないはお客様が判断すればいい事なのですが、そういう事があるとやっぱり良い気はしませんでした。
ですが、ここのところ、お客様からの「こんな助成金の営業がきました~。」で、その助成金を調べる事により、お問い合わせがあったお客様に限らず、要件に該当する顧問先があれば一斉にご提案が出来る事に気づきました。
「自分の代わりに調べてくれている」と思えば有難い事です。(笑)
最近、お客様のところに営業にきた助成金は「介護・保育労働者雇用管理制度助成コース」
これは「人材確保等支援助成金」の中の一つです。
「人材確保等支援助成金」のリーフレットは100ページを超えますので、なかなか全部を読み込む事は難しいのですが、どこかの営業マンのおかげで、「人材確保等支援助成金」の一つである「介護・保育労働者雇用管理制度助成コース」のご提案が出来ています。
弊所は「介護・福祉」関係のお客様が多いので、どんどん進めていきたいと思っております。
【支給額】
制度の整備 50万円
制度の目標達成(1回目) 57万円
制度の目標達成(2回目) 85.5万円
金額だけ書くと、それこそ「〇〇をするだけでウン万円!」の営業マンみたいですね。
当然申請するにはやる事は沢山あります。
それが「助成金を貰うためだけ」にやるのではなく、会社にとってプラスになる事でないと助成金をやる意味はありません。そして申請して終わりではなく、申請した後こそが大切。
そこをコンサルティングできるのが営業マンではなく、我々社会保険労務士なのです。