2018/09/10 カテゴリー:コラム
by himawari-staff
綾瀬はるかさんが主演の「義母と娘のブルース」が面白くて毎週楽しみにしています。もうすぐ最終回なのが残念!
このドラマは、綾瀬はるかさん演じる亜希子の夫、竹野内豊さんが演じるシングルファーザーの宮本良一がスキルス性の胃がんなり余命を宣告された為、娘が一人ぼっちにならないよう、亜希子と(偽装)結婚するところから始まります。
良一さんは結局亡くなってしまうのですが、現代においてガンは医療の発展により生存率が上がり、治らない病気では無くなりつつあります。
そうは言っても、病気になれば治療は長期戦。お金もかかります。今後はガンに罹っても、会社を辞めないで治療が出来、その後社会復帰が出来る環境を考えていかないといけません。
社労士会でも「がん患者就労支援」を推進しており、セミナー等も各地で開かれています。
そんな中で伊藤忠商事のがんとの両立支援にはとても驚きました。
①社内に「両立支援コーディネーター」という相談窓口となる担当者を設置。産業医、社労士とも連携し、組織長が中心となって社員をサポートする
②国立がん研究センター中央病院との提携だ。現在は35歳以上の社員に毎年義務づけている人間ドックの受診に加え、来年4月からは40歳以上の社員は5年に一度、同センターで検診を義務付け、陽性反応が出れば、すぐに精密検査を手配
③高度先進医療費の補助だ。高度先進医療費は全額個人負担となるため、多額の治療費に苦しむ患者が多いが、伊藤忠は保険会社と包括保険契約を結ぶことで全額補助する
④残された子どもへの育英資金制度では、従来は公立水準で小学校から大学までの学費を支給していたが、中学から大学までの学費を私立水準に引き上げる。また、社員の配偶者や子どもが伊藤忠グループへの就職を希望する際は優先的に採用する
その他に、がん治療を社員個人の業績評価として認める仕組みを導入。治療計画を目標の一つとして設定し、進捗すれば賞与に反映するんだそうです。
体力のある大企業だから成せる事だとは思いますが、そうは言ってもここまでやってくれる会社は他にありません。就職したいです。(笑)
中小企業は当然にここまでは出来ないとは思いますが、ガンは毎年、国内で約100万人が新たに罹患(りかん)するそうですので、いつ自分が、自社の社員が発病するかわかりません。もはや他人事ではありませんね。
私は自営業ですので、全てを自分で解決しないといけません。まずは定期健診を必ず受診して生活習慣の見直しを図りたいと思います。
伊藤忠商事で働いていない人は、自分の身は自分で守らないといけませんね。