2025/10/04 カテゴリー:コラム
by himawari-staff
◆Vol.65 理念と価値観を社員に伝える工夫
経営理念を浸透させるためには、「伝え方」に工夫が欠かせません。単にポスターや冊子で掲示するだけでは形骸化し、社員の心に届かないからです。
まず効果的なのは、トップ自らが理念を繰り返し語ることです。経営判断や方針発表の場で理念に触れることで、社員は「会社の意思決定は理念に基づいている」と実感できます。
次に、社員が自分の仕事と理念を重ねられる工夫も重要です。例えば「挑戦を大切にする」という理念なら、「小さな改善提案も挑戦の一歩」と具体例を示すことで、社員は理念を身近に感じられます。ある企業では会議の冒頭で、理念と日常業務のエピソードを共有する習慣をつくり、自然と価値観が広がっていきました。
さらに、双方向の場を設けることも効果的です。ワークショップで「理念を自分の言葉に置き換える」活動を行えば、社員は受け身ではなく主体的に理解できます。理念を自ら語れるようになると、行動への結びつきも強まります。
理念は語るだけでは浸透しません。具体例と対話を通じて「自分の行動とつながっている」と実感できたとき、初めて理念は生きた指針となり、組織文化として根づいていくのです。