2025/09/30 カテゴリー:コラム
by himawari-staff
◆Vol.61 評価制度の持続可能な運用のポイント
どれほど優れた評価制度も、つくっただけでは効果を発揮しません。大切なのは、長く現場で使い続けられる「持続可能な運用」を実現することです。制度を息の長い仕組みにするためには、いくつかの工夫が必要です。
まず重要なのは「シンプルさ」です。評価項目が多すぎたり手続きが煩雑だったりすると、形骸化してしまいます。必要最低限の基準に絞り、現場が無理なく使える仕組みにすることが、制度を続ける第一歩です。
次に「改善を繰り返す姿勢」を持つことです。運用を続ければ必ず課題が出てきます。その都度、社員や管理職の声を拾い、基準や手順を見直すことで、制度は現場に根づき進化していきます。ある企業では、年1回のフィードバック会議を設け、評価制度に関する意見を集めて改訂を重ねた結果、社員の納得度が高まりました。
さらに「人事部だけに任せない」ことも持続性のカギです。現場管理職が制度を理解し、自分の言葉で部下に伝えられる状態をつくることで、評価が組織全体に浸透します。そのために評価者研修やフォローアップを継続することが欠かせません。
評価制度はゴールではなく、組織と社員を育て続ける仕組みです。シンプルさ、改善の積み重ね、全員参加の姿勢。この3つを意識することで、制度は持続可能に運用され、組織の未来を支える確かな土台となっていきます。