2025/09/25 カテゴリー:コラム
by himawari-staff
◆Vol.56 離職防止につながる評価制度の工夫
人材の定着は、多くの企業にとって最優先課題の一つです。そのカギを握るのが「評価制度」です。適切に運用すれば、離職を防ぎ、社員が安心して働き続けられる環境づくりにつながります。
まず大切なのは、社員が「正しく見てもらえている」と実感できる制度設計です。不透明さや偏りがあると不満が高まり、退職を考えるきっかけになってしまいます。評価基準を明確にし、根拠をきちんと説明することで、納得感が生まれます。
また、評価は単なる点数ではなく「成長の対話」として機能させることが重要です。面談では「良かった点」と「これからの可能性」をバランスよく伝え、社員が未来を描けるようにサポートします。ある企業では、面談の最後に「次に挑戦したいこと」を必ず聞くようにした結果、社員が自分のキャリアを前向きに考えるようになり、離職率が低下しました。
さらに、評価結果をもとにキャリアアップや研修の機会を提供すると、「この会社で成長できる」という実感が生まれます。昇給や昇進だけでなく、スキルアップにつながるチャンスを制度に組み込むことで、社員は長期的に働き続ける動機を得られるのです。
評価制度は「残す人を選別する仕組み」ではなく「社員を活かし続ける仕組み」です。離職防止の観点を盛り込み、社員が安心してキャリアを築ける制度にすることで、組織は持続的に成長していきます。