2025/09/24 カテゴリー:コラム
by himawari-staff
◆Vol.55 メンタルヘルスを考慮した評価の視点
評価制度を運用するうえで忘れてはならないのが、社員のメンタルヘルスへの配慮です。高い成果を上げても、心身が疲弊してしまえば長期的な成長は望めません。評価は単なる業績判断にとどまらず、社員が健やかに働けるかどうかを見守る仕組みでもあるのです。
まず大切なのは、業績だけでなく「働き方のバランス」を評価に含めることです。例えば「業務を効率的に進めつつ、無理のない働き方を実現しているか」をチェックポイントに加えると、過度な長時間労働を防ぐ抑止力になります。
また、面談の場では「最近の体調や働き方に無理はないか」といった問いかけをすることで、社員は安心して状況を話すことができます。ある企業では、評価シートに「自己申告欄」を設け、体調面や働きやすさに関する記入を促しました。その結果、上司と社員の間に自然な会話が生まれ、早期に不調を察知できる体制が整ったのです。
さらに、評価に「チームでの協力」「仲間へのサポート」といった項目を盛り込むことも効果的です。こうした行動は職場の雰囲気を温め、メンタル不調の予防につながります。
評価制度は成果を測る仕組みであると同時に、社員の心を守る仕組みでもあります。メンタルヘルスに配慮した評価を取り入れることで、安心して力を発揮できる環境が整い、組織全体の持続的な成長を支えることができるのです。