2019/12/24 カテゴリー:コラム
by himawari-staff
おはようございます。
先日、高年齢雇用継続給付金の廃止が検討されているとの記事がありました。
高年齢雇用継続給付金とは60歳以降も働き続ける場合、賃金が60歳時点の75%未満に下がると支給されるものです。
現在、60歳定年後再雇用される場合、賃金の低下が行われる事が多くその低下を補う意味で進められてきた制度です。
実際に75%未満という事で、1~2割程度の減額では対象外となってしまいますが該当する方も多く、弊所のお客様でも多くが利用しております。
この制度が2030年に60歳になる人から廃止されるとの事です。その前も段階的に減額されると言われています。
65歳までの継続雇用完全義務化と同一労働同一賃金の対応もあり、賃金制度について企業は一層の負担を強いられることになります。
今から生涯賃金のカーブなども検討し順次移行していかないと対応が間に合わない可能性もあります。
大幅に賃金減額をしているような会社の方々は注意が必要です。