2023/07/17 カテゴリー:お知らせ
by himawari-staff
令和5年5月下旬に開催された「第4回 社会保障審議会年金部会」において、「次期制度改正に向けた主な検討事項(案)」が提示されました。
【次期制度改正に向けた主な検討事項の案】
① 総論的な事項
・公的年金の役割
・多様なライフコースに応じた年金の給付水準の示し方
・公的年金と私的年金の連携
・制度の周知、広報・年金教育
② 現役期と年金制度の関わり
・被用者保険の適用拡大(勤労者皆保険)
・子育て支援等
・障害年金
・標準報酬月額の上限
③ 家族と年金制度の関わり
・遺族年金
・女性の就労の制約と指摘される制度等
(いわゆる「年収の壁」等)
・第3号被保険者制度
・加給年金
④ その他の高齢期と年金制度の関わり
・高齢期の働き方(在職老齢年金制度等)
・基礎年金の拠出期間延長
・マクロ経済スライドの調整期間の一致
・年金生活者支援給付金
「いわゆる年収の壁」や「第3号被保険者制度」、「基礎年金の拠出期間延長」といった、公的年金制度の根本にかかわるような事項が、検討事項に含まれていることに注目です。年金部会では、令和6年末の取りまとめに向けて、令和5年夏からそれぞれの課題について議論を開始するということです。