2023/05/29 カテゴリー:コラム
by himawari-staff
新型コロナウイルス感染症について、令和5年5月8日から感染症法上の位置づけが5類感染症へ変更されました。
5類ってなんぞや?そもそも感染症法なるものがあるとも知らなかった無知な私でございます。
5類感染症とは、感染症法が定める感染症の5類型のうちの1つ。感染力や重篤性などに基づく総合的な観点からみた危険性が最も低いと分類されるものです。
【感染症法に基づく分類】
1類 エボラ出血熱・ペスト
2類 結核・SARSなど
3類 コレラ・腸チフスなど
4類 サル痘・黄熱・狂犬病
5類 季節性インフルエンザ・梅毒
なんか名前だけで怖い・・・。
「1類」は罹った場合に命の危険がある危険性が極めて高い感染症としてエボラ出血熱やペストなどが分類され、「2類」には重症化リスクや感染力が高い「結核」や「重症急性呼吸器症侯群=SARS」など。地方自治体は感染者に就業制限や入院勧告ができ、医療費は全額、公費で負担となります。入院患者は原則、「感染症指定医療機関」が受け入れ、医師はすべての感染者について保健所に発生の届出が義務付けられています。
一方、「5類」には「季節性インフルエンザ」や「梅毒」などは、地方自治体は就業制限や入院勧告の措置がとれないほか、医療費は一部が自己負担となります。一般の医療機関でも入院患者を受け入れ、医師は7日以内に届出る必要はありますが、患者の全数報告は求められていません。
当初どこの誰ともわからないコロナは「2類」に分類されていましたが、だんだん素性が明らかになり、最終的に「5類」に仲間入りした訳です。3年以上、日本中いや世界中が難儀な思いをした割にはいきなりのジャンプアップ?いやジャンプダウンか?まあいいけど、「なんか軽くない?」という印象です。
ただ、一個上の「4類:サル痘・黄熱・狂犬病」も1類~3類に負けず劣らず物凄く怖そうな感じがする病気なので、新型コロナウイルス感染症は「ここじゃない」ってなったのでしょう。だから5類になっちゃった。
さてさて、長引いたコロナでテレワーク制度などを導入した会社も多いと思いますが、この5類に分類された事で働き方の変更が必要になる会社も多いと思います。
本当は今回、「新型コロナの感染法上の位置付けの変更等に伴うテレワークの取扱い等」についてを記載しようと思っていたのですが、上記↑の前置きが長くなってしまい本題に入れずじまいとなりました。次回記載します。